鹿児島のマンション売却の流れ|二重ローンを防ぐ手順

query_builder 2026/07/27

鹿児島市内の分譲マンションにお住まいで、戸建てへの住み替えや転勤をきっかけに「そろそろマンションを売却しようか」とお考えの方は少なくありません。しかし、いざ動き出そうとすると、「新居の購入とのタイミングが合わず二重ローンになったらどうしよう」「生活感が残ったままの部屋で内覧に対応するなんて考えただけで気が重い」「査定から現金化まで一体何ヶ月かかるのか見当もつかない」といった不安が次々と押し寄せ、結局何も手につかないまま時間だけが過ぎてしまう、というケースを現場でよく目にします。こうした不安を解消しようと、ついインターネットの一括査定サイトに次々と情報を登録し、提示された金額の中から一番高い査定を出した会社に安易に飛びついてしまう方がいらっしゃいますが、この選択は実は非常に危険な落とし穴を含んでいます。

結論からお伝えすると、マンション売却で後悔しないための鍵は、査定・媒介契約・内覧・売買契約・決済引き渡しという売却の流れ全体を正しく理解し、各ステップにかかる期間と費用を事前に把握したうえで、資金計画と住み替えのスケジュールを一体で設計することにあります。相場を無視した査定額に飛びつくのではなく、仲介手数料や印紙税、住宅ローン残債の清算、抵当権抹消といった実務まで見据えて動くことで、売り先行・買い替え先行いずれのケースでも、手残り額を最大化しながら無理のない住み替えが実現できます。

しかし、鹿児島県内でのマンション売却には特有の落とし穴もあります。特に鹿児島中央駅周辺や天文館、鴨池、与次郎、谷山、市電沿線といった利便性の高いエリアと、そうでないエリアとでは、相場や売却にかかる期間、内覧の反響数に大きな差が出るため、画一的な査定や売却活動では全く通用しません。さらに、担当者がころころ変わる大手の分業体制の中では、売主一人ひとりの住み替え期限や住宅ローン残債の状況まで深く踏み込んだ提案がなされず、ただポータルサイトに掲載して反響を待つだけの「放置型」の売却活動になってしまうことも少なくありません。こうした落とし穴にはまってしまうと、数ヶ月内覧が入らないまま時間だけが過ぎ、最終的に大幅な値下げを迫られ、新居の資金計画そのものが狂ってしまうという事態にもなりかねません。

本記事では、鹿児島県内で数多くの空き家・相続・マンション売却のご相談を解決してきた実務経験をもとに、査定から決済・引き渡しまでのマンション売却の流れと期間の目安、失敗しない媒介契約や内覧対応のコツ、二重ローンを避けるタイミング設計まで、初めての方にも分かりやすく徹底解説します。この記事を最後まで読んでいただければ、ご自身の状況に合わせた売却スケジュールと資金計画の立て方がすべて手に入り、安心して次の一歩を踏み出していただけるはずです。

マンション売却の流れ「全体像」を掴む――査定から引き渡しまでの期間とスケジュールの正体

なぜ「流れ」が見えないだけで売却が怖くなってしまうのか?全体スケジュールの仕組み

「何から手をつければいいのか分からない」「今、自分がどの段階にいるのかも分からず、ただ不安だけが募る」――そんなお気持ちで、この記事を読んでくださっているのではないでしょうか。実は、マンション売却に対する不安の大部分は、売却が難しいことそのものよりも、全体の流れが見えていないことから生まれています。現場の実務から見ると、マンション売却は大きく分けて「1.相場把握・査定」「2.媒介契約の締結」「3.売却活動・内覧対応」「4.売買契約の締結」「5.決済・引き渡し」という5つの工程を順番に進めていくシンプルな構造になっています。この全体像さえ頭に入れておけば、今、自分は何合目にいて、次に何をすべきかが明確になり、漠然とした不安の多くは解消されます。逆に、この流れを知らないまま一括査定サイトに次々と登録してしまうと、鳴り止まない営業電話に振り回され、冷静な判断ができなくなってしまうケースを数多く見てきました。

査定〜引き渡しまで、鹿児島市・霧島市・姶良市でよくある期間の目安

「結局、査定から現金化まで何ヶ月くらい見ておけばいいのですか」というご質問は、ご相談の中でも特に多くいただく内容です。鹿児島市・霧島市・姶良市エリアでのマンション売却では、査定依頼から媒介契約までが1週間から2週間、そこから買主様が見つかるまでの売却活動・内覧期間がおおむね2ヶ月から4ヶ月、売買契約から決済・引き渡しまでがさらに1ヶ月から1ヶ月半というのが一般的な目安です。トータルでは、早いケースで約3ヶ月、余裕を持って動かれる場合で4ヶ月から6ヶ月程度を見込んでおくと、資金計画にも無理が出にくくなります。ただし、鹿児島中央駅周辺や天文館、市電沿線といった生活利便性の高いエリアは反響が早く、逆に郊外エリアでは相場や築年数によって期間が延びる傾向にあるため、一律の期間で考えるのは危険です。

下記は、鹿児島県内のマンション売却における各工程と期間目安をまとめたものです。

工程主な内容期間の目安
相場把握・査定複数社への査定依頼、相場感の把握1週間〜2週間
媒介契約の締結専任媒介・一般媒介いずれかを選択査定後すぐ
売却活動・内覧対応ポータルサイト掲載、内覧対応、価格交渉2ヶ月〜4ヶ月
売買契約の締結重要事項説明、契約書の取り交わし1週間程度の準備期間
決済・引き渡し住宅ローン残債の清算、抵当権抹消、鍵の引き渡し契約から1ヶ月〜1ヶ月半

このように、査定から引き渡しまではトータルで3ヶ月から6ヶ月程度を見込んでおくのが現実的です。住み替え先の入居時期や、転勤の辞令が出ている場合は、このスケジュール感を逆算して動き出すことが、二重ローンや仮住まいのリスクを避ける第一歩となります。

相場を正しく知るための情報収集法

「そもそも自分のマンションの相場がいくらなのか、見当もつかない」という状態のまま査定を依頼すると、業者が提示する金額を鵜呑みにするしかなくなってしまいます。プロの視点からお伝えすると、事前に大まかな相場感を掴んでおくためには、同じマンション内や近隣の谷山・鴨池エリアなどで実際に成約した事例、現在ポータルサイトに掲載されている類似物件の価格帯を確認しておくことが有効です。あくまで参考値ではありますが、複数の情報源を照らし合わせておくことで、査定額が相場からかけ離れていないかを見極める判断材料になります。このように、事前の情報収集こそが、甘い高額査定に惑わされないための確かな備えとなります。

「何から始めればいいか分からない」を解消する最初の一歩

全体の流れが分かったところで、「では自分は今日、何をすればいいのか」と迷われる方も多いはずです。プロの視点からお伝えすると、最初の一歩は複数社に査定を依頼し、相場感を掴むことに尽きます。ただし、後ほど詳しくお伝えする通り、この最初の査定の受け方を誤ると、その後の売却活動全体が大きく狂ってしまいます。次の章では、多くの売主様が最初につまずく「査定・媒介契約」の落とし穴について、現場でよく見る失敗事例とあわせて解説していきます。

査定・媒介契約で絶対に踏んではいけない「甘い高額査定」の罠

なぜ悪質業者は非現実的な高額査定を出すのか?囲い込みの仕組み

「複数社に査定を依頼したら、金額に100万円以上の差があって、どれを信じればいいのか分からなくなった」というご経験はありませんか。実は、この査定額のばらつきの裏には、媒介契約を取ることだけを目的とした業界特有の仕組みが隠れています。実務の視点からお伝えすると、一部の業者は、実際には到底売れない非現実的に高い金額を査定書に記載し、「この金額なら売れます」と売主様を安心させて媒介契約を締結させます。その場しのぎで作られたペラペラの査定書一枚を信じて売り出してしまうと、いざ蓋を開けてみれば反響が全くなく、数ヶ月経ってから「相場に合わせて値下げしましょう」と持ちかけられる、というのが典型的な手口です。この間、売主様は貴重な時間と住み替えのタイミングを失い続けることになります。

こうした「甘い罠」に引っかからないために、悪質な高額査定と誠実な査定の違いを整理しておきましょう。

着眼点甘い罠を仕掛ける業者誠実な査定を行うプロ
査定額の根拠根拠を明示せず、とにかく高い金額を提示する近隣の成約事例や相場データをもとに算出する
査定書の内容金額のみが記載されたペラペラな一枚算出根拠や販売戦略まで記載された詳細な書面
売れなかった場合の対応数ヶ月後に一方的な値下げを提案当初から現実的な価格帯と交渉の見通しを説明

このように、査定書の中身を比較するだけでも、その業者が売主様の利益を優先しているかどうかが見えてきます。

「一括査定サイト」の高額査定を信じてしまった売主の失敗事例

実際によくあるケースをご紹介します。他社の査定で提示された高額な金額を信じてそのまま売り出したものの、半年間内覧が1件も入らず、最終的に数百万円という大幅な値下げを余儀なくされ、住み替え先の資金計画そのものが狂ってしまった、という失敗事例です。値下げをしても反響が伸びず、さらに値下げを重ねるという悪循環に陥ってしまうケースも見受けられます。このように、査定額の高さだけで依頼先を決めてしまうと、かえって売却期間が長引き、手残り額を減らしてしまう結果につながりかねません。

専任媒介契約・一般媒介契約の違いと後悔しない選び方

「専任媒介と一般媒介、結局どちらを選べばいいのですか」というご質問もよくいただきます。専任媒介契約は1社にのみ売却活動を任せる契約形態で、担当者が責任を持って手厚くサポートしてくれる一方、一般媒介契約は複数社に同時に依頼できる反面、各社の販売活動に対する責任感が薄れやすいという特徴があります。どちらが適しているかは、住み替えの期限や物件の特性によって異なるため、一概にどちらが良いとは言い切れません。

項目専任媒介契約一般媒介契約
依頼できる社数1社のみ複数社
レインズへの登録義務あり(契約から7日以内)法律上の義務なし
販売状況の報告義務2週間に1回以上法律上の義務なし
向いている方期限が決まっている、手厚いサポートを求める方とにかく多くの窓口に露出させたい方

このように、契約形態にはそれぞれ一長一短があるため、ご自身の住み替え期限や希望に合わせて、担当者と相談しながら選ぶことが大切です。

大手不動産会社の分業体制に潜む「担当者コロコロ問題」の正体

「担当者が査定のときと契約のときで別の人になり、話が一からになってしまった」というお声も少なくありません。大手不動産会社の中には、査定担当・営業担当・契約担当が完全に分業化されているケースがあり、その都度担当者が変わることで、売主様の住み替え事情や住宅ローン残債の状況といった大切な情報がうまく引き継がれず、内覧時の見せ方など現場に即したアドバイスが受けられないという悩みにつながりやすくなります。このように、査定額の高さだけでなく、媒介契約の内容やサポート体制まで含めて依頼先を見極めることこそが、売却成功への確かな一歩となります。

「売り先行」「買い替え先行」――二重ローンの恐怖を避けるタイミングの人気パターン

売り先行・買い替え先行、それぞれのメリットとリスク

「新居を先に買うべきか、それとも今のマンションを売ってから動くべきか」――住み替えを検討される方の多くが、このタイミングの悩みに直面します。実は、住み替えの進め方には大きく分けて「売り先行」と「買い替え先行(買い先行)」の2つのパターンがあり、それぞれにメリットとリスクが存在します。売り先行は、今のマンションの売却を終えてから新居探しを始めるため、資金計画が明確になり二重ローンのリスクを避けやすい一方、売却から新居入居までの間、仮住まいが必要になる場合があります。反対に買い替え先行は、仮住まいの手間を省ける一方、新居の住宅ローンと今のマンションの残債が一時的に重なる二重ローンの状態になりやすいという特徴があります。

住宅ローン残債・抵当権抹消のスケジュールと注意点

「住宅ローンが残ったままでも売却できるのか不安」という声もよくいただきます。実務の視点からお伝えすると、決済・引き渡しの際に売却代金で住宅ローン残債を一括返済し、同じタイミングで司法書士が抵当権抹消の手続きを行うのが一般的な流れです。そのため、売却代金がローン残債を上回っていれば、基本的に問題なく売却は可能です。ただし、万が一売却代金だけでは残債を返しきれない場合には、自己資金での補填や、金融機関との相談が必要になるケースもあるため、早い段階で残債の正確な金額を確認しておくことが重要です。この点は金融機関や司法書士など専門家への確認をおすすめします。

つなぎ融資・仮住まいを使う場合の資金計画

買い替え先行を選ばれる場合、二重ローンの期間をできるだけ短くするために、つなぎ融資を活用する方法もあります。ただし、つなぎ融資には金利や諸費用がかかるため、想定より売却が長引くと、利息がねずみ算式に増えてしまう恐れもあります。どちらのパターンが向いているかは、転勤や入居希望時期といったご事情によって大きく異なります。下記に、売り先行と買い替え先行の特徴を整理します。

比較項目売り先行買い替え先行
資金計画の立てやすさ売却額が確定してから購入するため立てやすい売却額が未確定のまま購入するため難しい
二重ローンのリスク低い高い(つなぎ融資等の対策が必要)
仮住まいの必要性必要になる場合がある基本的に不要
向いている方資金計画を最優先したい方仮住まいの手間を避けたい方

このように、売り先行・買い替え先行のどちらにも一長一短があるため、住宅ローン残債の状況や転勤・入居時期といったご自身のスケジュールに合わせて、最初の段階でしっかりと資金計画を設計しておくことこそが、二重ローンの恐怖から解放される確かな一歩となります。

鹿児島の住み替え事情に合わせたタイミング設計

「自分の場合はどちらが向いているのか、地域の事情も踏まえて教えてほしい」というご相談も多くいただきます。実務の視点から見ると、鹿児島中央駅周辺や天文館、市電沿線といった需要の高いエリアの物件は反響が早く、売り出してから短期間で成約に至るケースも珍しくないため、売り先行でも仮住まいの期間を最小限に抑えやすい傾向があります。一方で、霧島市や姶良市など郊外エリアの物件は、需要層が限られる分、売却までにやや時間がかかる傾向があるため、余裕を持ったスケジュール設計や、買い替え先行を選ぶ場合はつなぎ融資の活用も含めて早めに検討しておくことが安心につながります。このように、エリアごとの動きの違いまで踏まえてタイミングを設計することこそが、鹿児島での住み替えを成功させる確かな一歩となります。

「住みながら売る」内覧の恐怖と自己流資金計画の限界――プロの技を暴露

住みながらの内覧で売主が感じるストレスの正体

「生活感が残ったままの部屋を、見ず知らずの方に見られるのが苦痛でたまらない」――住みながら売却活動を進める売主様の多くが、こうしたストレスを抱えていらっしゃいます。実は、この不安の正体は「内覧のたびに部屋を片付けなければならない負担」と「水回りなど生活感が出やすい場所を見られる恥ずかしさ」の2つが組み合わさったものです。特にお子様がいらっしゃるご家庭や、共働きで日中在宅されていないご家庭では、急な内覧希望に対応すること自体が大きな負担になりがちです。

水回り・生活感を消す片付けとハウスクリーニングのコツ

では、どうすれば内覧のストレスを減らせるのでしょうか。プロの視点から見ると、内覧で最も見られているのはリビングの広さよりも、キッチン・浴室・洗面台・トイレといった水回りの清潔感です。曇りひとつないシンクや、ぴかぴかに磨かれた鏡は、それだけで物件全体の印象を劇的に引き上げます。日々のお掃除に加えて、内覧前にプロのハウスクリーニングを1回入れておくだけでも、成約率に大きな差が出ることを現場では何度も実感しています。

  1. 水回りを最優先で整えるキッチン・浴室・トイレの水垢やカビを徹底的に落とし、生活用品は最小限だけを見せます。
  2. 収納の中身を7割程度まで減らす収納スペースの広さも重要な判断材料になるため、あえて余白を見せます。
  3. 内覧当日は生活動線上の私物を隠す洗面台の歯ブラシや脱衣所の洗濯物など、生活感が一気に出る小物を収納します。
  4. 採光を意識してカーテンと照明を調整する日中は自然光を最大限取り入れ、夕方以降は全室の照明を点けて明るい印象にします。

見学者への対応で成約率を左右するNG行動とOK行動

「内覧中、見学者にどこまで話しかけていいのか分からない」というお悩みもよく伺います。実は、売主様が必要以上に説明しすぎたり、逆に無言で緊張してしまったりすると、見学者は落ち着いて物件を見ることができません。

場面NG行動OK行動
見学者への接し方終始つきまとって説明し続ける質問されたときだけ簡潔に答える
室内での過ごし方売主様が終始在宅し圧迫感を与える可能であれば外出し、担当者に対応を任せる
価格交渉時の対応感情的に値下げを拒否する担当者を通じて冷静に条件を検討する

このように、内覧対応は片付けの技術だけでなく、見学者との適切な距離感まで含めてはじめて成果につながります。

自己流で資金計画を立てた人が陥りやすい誤算

内覧対応と並んで見落とされがちなのが、自己流で立てた資金計画の誤算です。売却価格がそのまま手元に残ると思い込んでいる方が少なくありませんが、実際には仲介手数料・印紙税・契約不適合責任への備えといった諸費用がかかります。例えば売却価格3,000万円のケースでは、仲介手数料の上限は「売却価格×3パーセント+6万円」に消費税を加えた金額で計算され、目安として100万円前後になることも珍しくありません。また、売買契約書に貼付する印紙税は契約金額に応じて変動し、軽減措置により1万円程度となるケースが一般的です。契約不適合責任についても、引き渡し後に設備の不具合が見つかった場合の責任範囲に関わる重要な項目のため、契約内容の詳細は宅地建物取引士など専門家に確認しながら進めることをおすすめします。こうした諸費用まで見込んだうえで資金計画を立てることこそが、プロの技であり、住み替え後の生活を安定させる確かな一歩となります。

ここで、鹿児島市内でマンションを3,000万円で売却した場合を例に、主な諸費用の目安を整理してみましょう。

  • 仲介手数料売却価格×3パーセント+6万円+消費税が上限となり、目安として約105万円程度かかります。
  • 印紙税売買契約書に貼付するもので、軽減措置適用時は1万円程度が目安です。
  • 抵当権抹消登記費用司法書士報酬と登録免許税を含め、1万5千円〜3万円程度が目安です。
  • ハウスクリーニング費用内覧前・引き渡し前の清掃費用として、3万円〜8万円程度を見込んでおきます。

このように、諸費用だけでも150万円前後かかるケースがあるため、売却価格から諸費用と住宅ローン残債を差し引いた「手残り額」を早い段階で把握しておくことが、資金計画のズレを防ぐポイントになります。

引き渡し後に「こんなはずでは」とならないための注意点――知らないと後悔する落とし穴

決済・引き渡し当日の流れと持ち物・チェックリスト

「決済・引き渡し当日は、一体何が行われるのか分からず不安」という声もよく伺います。決済・引き渡し当日は、買主様の住宅ローン実行と同時に売買代金が支払われ、その場で住宅ローン残債の一括返済と抵当権抹消の手続きが行われたうえで、鍵の引き渡しが行われるのが一般的な流れです。あわせて、管理費・修繕積立金の日割り精算や、固定資産税・都市計画税の精算も同日に行われます。

  • 本人確認書類運転免許証やマイナンバーカードなど
  • 実印・印鑑証明書発行から3ヶ月以内のもの
  • 権利証(登記識別情報)マンション購入時に受け取ったもの
  • 固定資産税納税通知書精算の際に使用します
  • マンションの鍵一式・管理規約買主様への引き継ぎ用です

このように、当日は複数の手続きが同時進行するため、事前に司法書士や担当者と持ち物を確認しておくと、当日慌てずに済みます。

契約不適合責任でトラブルにならないための注意点

「引き渡した後に、水漏れなどの不具合が見つかったらどうなるのか」という不安もよく耳にします。契約不適合責任(かつての瑕疵担保責任にあたるもので、引き渡した物件が契約内容と異なっていた場合の売主の責任のこと)は、引き渡し後のトラブルを左右する重要な項目です。あらかじめ物件の状態を正確に把握し、雨漏りや設備の不具合など気づいている点は契約前にすべて開示しておくことが、後々のトラブルを避ける最大のポイントになります。契約不適合責任の範囲や期間の設定については、法律に関わる専門的な判断が必要になるため、契約前に必ず宅地建物取引士に確認することをおすすめします。

管理費・修繕積立金の精算と忘れがちな手続き

マンション特有の手続きとして忘れられがちなのが、管理費・修繕積立金の精算と管理組合への届け出です。引き渡し日を基準に日割りで精算するのが一般的ですが、管理組合の総会資料や長期修繕計画書の引き継ぎを忘れてしまうと、買主様とのトラブルにつながることもあります。このように、決済・引き渡し後の細かな手続きまで丁寧に対応することこそが、売却を最後まで気持ちよく終える確かな一歩となります。

譲渡所得税・確定申告に関する注意点

「マンションを売って利益が出たら、税金はどうなるのか」という質問も引き渡し前後によくいただきます。マンションを売却して譲渡益(売却価格から取得費用や諸費用を差し引いた利益)が出た場合には、譲渡所得税の対象となり、翌年に確定申告が必要になるケースがあります。一方で、マイホームを売却した場合には、一定の要件を満たすことで譲渡所得から最大3,000万円を控除できる特例など、税負担を軽減できる制度も用意されています。ただし、適用要件や必要書類は個々の状況によって細かく異なるため、正確な判断は税理士など専門家に確認しながら進めることを強くおすすめします。このように、売却後の税金まで見据えて動くことこそが、住み替え後の家計を安定させる確かな一歩となります。

鹿児島でマンション売却するなら――MARUTA不動産にご相談ください

ここまでお伝えしてきた通り、マンション売却を成功させるためには、査定・媒介契約の選び方から、内覧対応、資金計画、決済・引き渡し後の手続きまで、一つひとつを正しく理解しながら進めていくことが欠かせません。とはいえ、自分たちだけですべてを判断するのは不安だと感じられた方も多いのではないでしょうか。そうした皆様の伴走者として、私たちMARUTA不動産は、鹿児島市・霧島市・姶良市周辺エリアを中心に、数多くの空き家・相続・マンション売却のご相談に対応してまいりました。

二重ローンを防ぎ手残りを最大化する資金計画・スケジュール設計

MARUTA不動産では、売却活動を始める前の段階から、住宅ローン残債の状況や新居購入のタイミングまでヒアリングしたうえで、売り先行・買い替え先行のどちらが適しているかを含めた資金計画・スケジュール設計をご提案しています。査定額の高さだけをお伝えするのではなく、実際に手元に残る金額まで見据えたコンサルティングを行うことを大切にしています。

「住みながら売る」ための内覧マンツーマンサポート

水回りの見せ方や生活感を消す片付けのコツ、見学者への対応方法まで、内覧の一つひとつに担当者が同行し、マンツーマンでサポートいたします。内覧のたびに何を準備すればいいか分からないという負担そのものを、私たちが一緒に取り除いていきます。

抵当権抹消から自社買取保証までの一貫伴走体制

住宅ローン残債の清算や司法書士との連携による抵当権抹消の手続きまで、査定から引き渡しの完了まで同じ担当者が最初から最後まで伴走いたします。さらに、万が一希望期間内に仲介での売却が難しかった場合には、自社買取保証によって確実な出口戦略をご用意しているため、住み替えのスケジュールが崩れる心配もありません。下記に、対応の違いを整理します。

比較項目囲い込み型の一括査定業者・分業体制の大手MARUTA不動産
査定の考え方媒介契約獲得のための非現実的な高額査定になりがち相場に基づいた根拠ある査定と資金計画の提示
担当者体制査定・営業・契約で担当者が分業し引き継ぎが希薄査定から引き渡しまで同じ担当者が一貫対応
内覧対応掲載して反響を待つのみ片付け・見せ方までマンツーマンでサポート
売れなかった場合値下げを繰り返すのみ自社買取保証による確実な出口戦略

このように、査定額の見せ方だけで判断するのではなく、資金計画からアフターフォローまでを一貫して任せられるかどうかが、後悔しない売却の分かれ道になります。鹿児島市・霧島市・姶良市エリアでのマンション売却をご検討の際は、まずはMARUTA不動産へお気軽にご相談ください。

この記事を書いた理由

著者 - MARUTA不動産

私たちは、日々の相談対応と現場での実務経験をもとに、この記事を執筆しています。鹿児島県内で数多くの空き家・相続・マンション売却のご相談に向き合う中で、税務・法務の知識だけでなく、売主様お一人おひとりの資産を守るという目線を大切に実務を重ねてまいりました。特に相続や住み替えに伴うマンション売却では、住宅ローンや税金など専門的な判断が必要になる場面も多く、税務・法務の両面から売主様に寄り添った提案を行うことを心がけています。

実際のご相談の中では、他社の高額査定を信じて売り出したものの、半年以上内覧が入らず、最終的に大幅な値下げを余儀なくされたというご相談を数多くいただきます。また、住みながらの内覧において、水回りや生活感への対策を誰からも教えてもらえず、見学者は来るのに一向に成約に結びつかなかったという失敗事例も、これまで何度も目の当たりにしてきました。

こうしたご相談や失敗事例に数多く向き合ってきた経験から、マンション売却の正しい流れと落とし穴を正しくお伝えし、読者の皆様の不利益を未然に防ぎたいと考え、本記事を執筆いたしました。

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